肌断食で失敗しないために!実践前に知っておきたい注意点を皮膚科学の観点から解説

スキンケア

肌に「マル」な成分だけ。はだまる編集部です。
美容好きのあいだでよく耳にする、「肌断食」。SNSやインターネット上でも、おすすめの方法や失敗談など、さまざまな声が聞かれます。「肌断食はなんだか肌に良さそう」と感じても、これだけ多様な情報があふれていては何を頼りにすればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、肌断食の基本や肌タイプとの相性、失敗しないための注意点を解説します。

肌断食とは?内容と目的を解説

肌断食とはなにか

肌断食とは、過度なクレンジングや化粧品の使用を控え、肌本来のすこやかさを取り戻そうとする美容法。インターネット上では初心者向けから本格的なものまでさまざまな方法が提唱されていますが、基本的に、過剰なスキンケアを控え、メイクも行わないことを指します。

肌断食で期待できるメリットとは

メイクをせずにスキンケアアイテムの使用機会も減らす肌断食を行うと、肌への負担を軽減できます。

メイクツールや手が肌に触れる回数を減らせるので、過度な摩擦を避けられるのが大きなメリットです。
また、洗い過ぎによるバリア機能低下を防ぎ、肌のうるおいを保って健やかな状態に整えられるのもポイント。さらに、ニキビができそうなときに油分の多いスキンケアアイテムを使うと悪化させるケースもあるので、肌に負担がかかるお手入れを防げることも利点です。

皮膚科学の観点から考える肌断食のキホン

化粧品のアイテム数を減らす

化粧水・乳液・美容液などを何層も重ねるスキンケアは、肌への負担を増やします。さらに、重ねすぎは過剰なスキンケアの原因にもなるので、使用アイテム数を減らすことが大切です。

アイテム数を減らす方法としていちばんわかりやすいのは、複数の役割を兼ねるアイテムを使用すること。化粧水と乳液の役割を兼ねるアイテムなどを活用しながら、スキンケアの工程をシンプルにしましょう。肌に触れる回数を減らすことで、摩擦を軽減できます。
また、メイクをする場合には石けんでオフできるものを選ぶこともポイントです。

スキンケアでの肌負担軽減を心がける

肌への負担を軽減するためには、刺激が気になる敏感肌の方のために作られたスキンケアアイテムを使うのもおすすめです。各種テスト済みであるかどうかも、アイテム選びの参考になります。

過剰なスキンケアは肌への負担につながりますが、アイテムの使用量が少なすぎると、手が直接肌に当たり、余計な摩擦を与える可能性も。
アイテム数は減らしつつ、規定量を守ることが大切です。

オールインワン化粧品がおすすめ

スキンケアをシンプルステップにするためには、オールインワン化粧品を使用するのがおすすめ。
1品で複数のスキンケアが完了するので、肌断食にぴったりです。
過剰なスキンケアを避けつつ、塗布する回数も減らせるので、肌負担や摩擦を軽減できます。

私の肌にも肌断食が効く?

肌断食には、注意点もあります。
まずもっとも重要なのは、皮膚疾患がある方に肌断食はおすすめできないということです。肌断食にかかわらず、皮膚疾患のある方が自己判断で美容法を実践するのは危険。医療機関を受診し、適切なケアを受けましょう。
また、肌タイプや肌のコンディションによっては、肌断食によって乾燥が悪化する場合もあります。デメリットがあることも知ったうえで、自分の今の肌に適切な美容法であるか考えたいですね。

以下に、肌タイプ別の基本的な肌断食との相性をまとめます。肌の状態を踏まえた肌断食の注意点を確認してみてください。

◆肌タイプ別:向いている人・注意が必要な人

肌タイプ肌断食との相性注意点

普通肌         
   〇    普段から過剰なスキンケアを行っていた場合に有効。
少しでも異変を感じたらすぐにやめる
混合肌   △頬などは乾燥しやすく、Tゾーンはオイリーだという
特徴を踏まえて、乾燥しやすい部位には保湿を行う。
全顔で同じケアをしない

乾燥肌
   △保湿を抜くとバリア機能が低下。肌の保護が必須
脂性肌・オイリー肌   〇
洗いすぎ・塗りすぎをやめると皮脂バランスが安定しやすい

敏感肌
   △新しい方法は刺激になることも。肌の保湿は必須
アトピー・酒さ様皮膚炎   ✖
医師の管理下で行うこと。自己判断は避ける。
思春期・ニキビ肌   △
皮脂量が多い時期、保湿不足で悪化する場合も。

SOSサインが出たらすぐに中止する

肌断食中に肌荒れが起こったら、無理して続けないことも大切。一時的な肌トラブルだと自己判断せず、肌荒れを感じたら適度な保湿を追加しましょう。

赤みやかゆみ、ニキビが悪化する場合には、肌断食をただちに中止します。自分が「肌のために行っている美容法」と信じて続けてきた肌断食をやめるのは、勇気が必要かもしれません。しかし、一度立ち止まって、適切なケアを見直すことは肌を守るために必要です。

また、必要に応じて皮膚科にも相談しましょう。「これって肌のSOSサインかも?」と気になるときには、こちらの記事も参考にしてみてください。

よくある疑問をQ&Aで解説

スキンケアアイテムをまったく使わないほうがよい?

肌を休ませることと、必要なケアを怠ることは違います。肌を物理的に保護するためにも、肌が乾燥するときには適度な保湿を行いましょう。

過剰なスキンケアを避けつつ肌を保湿するためには、水分と油分がバランスよく配合された、オールインワン化粧品がおすすめ。つけすぎないスキンケアを心がけましょう。

洗顔は、水やぬるま湯だけでOK?

水やぬるま湯だけでも、汗やほこりはオフできます。しかし、肌から分泌された皮脂や、毛穴に詰まった汚れを落とすためには、洗顔料が必要です。

肌に酸化した皮脂が残っていると、炎症・ニキビ・くすみ・毛穴の開き・ザラつきなどの肌トラブルにつながることも。肌断食中も皮脂や毛穴汚れは発生するので、洗顔料を適量使うようにしましょう。

肌断食を実践する前に考えたい大切なこと

今の肌に肌断食は必要か?

肌断食は、どんな肌の方にも合う魔法の美容法ではありません。肌断食に限らず、「流行っているから」「有名人がおすすめしていたから」という理由だけで安易に取り入れることは避けましょう。今の肌に必要か一度考えることで、自分の肌と向き合うきっかけになるといいですね。

肌断食にとらわれず、まずは洗顔時の摩擦を軽減したり、過剰な保湿を避けたりするだけでも、肌の調子が整う可能性があります。紫外線対策を徹底するなど、基本的なスキンケアを見直すことから始めてみましょう。
そのうえで肌断食を試したい場合には、皮膚科医に相談しながら行うのがおすすめです。

肌断食は外出しない日に行う

スキンケアで肌を保湿することは、肌を物理的に保護すること。肌断食中は無防備な状態になるので、一歩も外出しないようにしましょう。

外出時の肌は、紫外線のほかに、花粉などの大気物質、乾燥の影響で刺激を受けやすい状態です。外出する日は肌断食を控え、通常のケアと紫外線対策を行ったうえで過ごしましょう。

肌断食で起こりがちな失敗

保湿まで完全にやめる肌断食を行うと、かえって肌荒れを起こす原因に。また、肌断食中に紫外線対策も行わずに外出することで、シミやくすみを誘発する失敗パターンもあります。

また、数日行っただけで劇的な効果を期待し、うまくいかないと挫折してしまうケースも見られます。しかし、正常な肌の生まれ変わりのサイクルは、20代で約28日、30代〜40代で約45日、50代で約60日と言われています。肌と向き合う際には即効性に期待せず、時間がかかることだと心得ておきたいですね。

肌断食をやめるタイミングの目安

肌断食中に乾燥やヒリつき、赤みが強くなったときには、無理に続けずすぐに中止しましょう。それでも改善が見られない場合は、方法を見直すことが大切です。

肌断食に限らず、肌トラブルが見られたら皮膚科を受診しましょう。

まとめ

肌断食とは、過剰なスキンケアを避けることで、肌本来の力を見直す美容法。スキンケアをまったく行わないことではありません。

「肌断食」という言葉の印象から、とにかく何もしないことだと思いこんで実践するのは危険。さらに、適度な保湿を取り入れていても、肌断食が合う人と合わない人がいることも知っておきましょう。

行う際は決して無理をせず、自分の肌状態をよく観察しながら、必要に応じて皮膚科に相談しつつ進めることが大切です。

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