アクアモイスチャーゲルのこだわりを詳しく解説
「バリア機能」を補うスキンケアとして、発売以来、敏感肌やトラブル肌で悩む方々から愛され続けている肌〇のアクアモイスチャーゲル。こだわりポイントが多く、まだまだお伝えしきれていないことがたくさんあります…。そこで今回は、開発担当者自ら、商品販売ページには載っていないアクアモイスチャーゲルのこだわりについてご説明します!
目次
肌を守る「バリア機能」に着目
肌〇は、乾燥や肌荒れを防ぐために肌が本来持っている力、「バリア機能」に着目したスキンケアブランドです。「バリア機能」は美しく健康な肌のためにとっても大切なものですが、加齢や間違ったスキンケア、紫外線ダメージなど、さまざまな原因でその機能を果たせなくなることも…。そうすると乾燥や肌荒れが目立つようになり、敏感肌やトラブル肌と呼ばれる状態になってしまいます。
「バリア機能」をつくる成分を再現
肌〇のアクアモイスチャーゲルは、そんな「バリア機能」を補うことにフォーカスして開発したオールインワン保湿ゲルです。肌本来の美しさ、すこやかさを取り戻すために、「バリア機能」を構成する成分を再現しています。
「バリア機能」は、表皮の一番外側にある「角質層」が持つ機能。具体的には、ブロック状に並んだ角層細胞のすき間を満たしている「細胞間脂質」と、角質層の表面を覆っている「皮脂」によって肌を守っています。
「細胞間脂質」の成分
細胞間脂質は、「セラミド」が約50%、「コレステロール」が約25%、その他約25%で構成されています。だからアクアモイスチャーゲルには、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAPといった「ヒト型セラミド※」と「コレステロール※」を、実際の細胞間脂質と同じ比率で配合。まさに細胞間脂質を再現しています。
少し難しい話になるかもしれませんが、この細胞間脂質を再現した脂質をゲルの中に入れたり、肌になじませたりするためには、油分と水分を混ぜる「乳化」という工程が必要になります。一般的に乳化には合成界面活性剤が使われることが多いのですが、肌〇は刺激に弱い敏感肌やトラブル肌のためのスキンケアブランド。乳化力の強い界面活性剤を使わず、できる限り肌にやさしい界面活性剤を模索しました。
そうしてたどり着いたのが、ヒトの身体の中に元々ある「リン脂質(水添レシチン)」という成分です。アクアモイスチャーゲルでは、大豆由来のリン脂質などで乳化させることにしました。
ただ「リン脂質」の乳化力はとても弱く、しっかり混ざり合わないという問題が…。そこで2段階で乳化させる特殊な製法を採用することにしました。乳化力の強い界面活性剤を使えば一瞬で終わるこの工程。でも「肌〇」として、時間と手間をかけてでも刺激の少ない成分で乳化させたかったのです。
ちなみ「セラミド」と「リン脂質」を混ぜ合わせると保湿力がアップするというメリットもあります。
「皮脂」の成分
皮脂の主な成分は「トリグリセリド」「ワックスエステル」「脂肪酸」「スクワレン」です。「トリグリセリド」は一般的な油の成分ですが、ヒトの皮脂はオレイン酸を含んでいるのが特徴。だからアクアモイスチャーゲルには、同じくオレイン酸を含む「トリグリセリド」として「ツバキ種子油※」を配合しています。そして自然界には少ない「ワックスエステル」が豊富な「ホホバ種子油※」。「スクワレン」に代わるものとして、酸化しにくくしたサトウキビ由来の「スクワラン※」を採用しています。
このように、アクアモイスチャーゲルは「バリア機能」を構成する「細胞間脂質」と「皮脂」を再現しているのが大きな特徴であり、一番のこだわりポイントであるといえます。
高級保湿成分「シロキクラゲエキス」
さらにアクアモイスチャーゲルには、キノコの一種であるシロキクラゲから抽出した「シロキクラゲエキス」も配合しています。世界3大美女のひとり、楊貴妃も好んで食べていたといわれるシロキクラゲ。中国では現在も美肌にうれしい高級食材として知られています。
その保湿力は、なんとヒアルロン酸の約1.7倍。たっぷりと水を抱えて、潤いのヴェールで閉じ込めます。下のグラフからも分かるように、塗ったあと時間が経っても保湿力をキープしているだけでなく、2週間後、4週間後と使い続けるうちに保湿力の数値がアップ。これはつまり、その場しのぎの保湿ではなく、本当の意味で潤いを与えているということになります。
「シロキクラゲエキス」は化粧品の原料としては高価なものなので敬遠されがちですが、アクアモイスチャーゲルにはたっぷり配合することにこだわりました。
「Wの肌荒れ防止成分」を配合
最後に、「肌荒れ防止成分」についてのこだわりをお話しします。
アレルギー物質などによる外的刺激や肌荒れによって「バリア機能」が低下しますが、そうして「バリア機能」が低下した敏感肌やトラブル肌は、外的刺激の影響をさらに受けやすくなってしまうという悪循環があります。これを断ち切るため、「バリア機能」を補う成分と一緒に配合しているのが、肌荒れ防止成分「グリチルレチン酸ステアリル」と「アラントイン」です。
薬用化粧品(医薬部外品)に有効成分として配合されることも多いこれらの成分ですが、2種類同時に入っているのはかなり珍しいと思います。以前の記事で医薬部外品と化粧品の違いについてご説明していますが、これは化粧品だからこそできる配合。配合量も医薬部外品と同様、しっかり入っています。
肌のことを本気で考えて厳選しています
アクアモイスチャーゲルをはじめ、肌〇のスキンケアアイテムはすべて、肌のことをとことん考えて成分を厳選。手間と時間をかけ、愛情を込めて開発しています。
この記事で、アクアモイスチャーゲルについて少しでも多くのことを知っていただけたならうれしいです。これからもいっしょに、「バリア機能」を育んでいきましょう。
肌に「マル」な成分だけを使用した、スキンケアブランド「肌○(はだまる)」編集部によるwebマガジンです。
肌◯では、肌の「バリア機能」を整えて健康な肌を目指す、低刺激・高保湿のスキンケアシリーズを展開しています。敏感肌・トラブル肌で悩む方が、最後にたどりつくスキンケアブランドをつくりたいという想いから、スキンケアに関するさまざまな情報発信をしていきます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
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