スキンケアのやりすぎは、肌の保湿力を奪う!?

スキンケア

乾燥しないようにたくさんのスキンケアアイテムを使ってたっぷり保湿しているけど、すぐに乾燥してしまう…。その原因は、スキンケアのやりすぎかもしれません!今回は、肌が本当に潤うスキンケア方法についてお話しします。

実は、肌はとっても賢い◎

健康な肌には本来「バリア機能」が備わっていて、乾燥や外部刺激による肌荒れから守ってくれています。その「バリア機能」の役割を果たしているのが、肌の表面にある「角質層」と、その上をヴェールのように覆っている「皮脂膜」です。

角質層は約0.02mmという食品保存用ラップほどの厚さしかありません。でもその中には肌本来の保湿成分である「天然保湿因子(NMF)」が入ったブロック状の「角層細胞」が並んでいて、10~20もの層をつくっています。そのすき間を、ちょうどブロック同士をセメントでくっつけるように「細胞間脂質」という脂質が満たしています。細胞間脂質の主成分は、セラミドとコレステロールです。

この角質層はとっても賢いもので、自分で環境を判断して厚くなったり、薄くなったりします。たとえば乾燥している地域で暮らしていると、乾燥から肌を守るために角質層は勝手に厚くなります。反対に湿度の高い地域で暮らしていると、そこまで乾燥から守る必要がないと判断して、角質層は薄くなるんです。

皮脂膜をつくっている皮脂も同じように、肌が乾燥した状態だと増え、潤っていると抑えられるという賢い機能を持っています。

だからこそ、保湿しすぎると逆効果に×

化粧水、美容液、乳液、ときにはオイルやパックなども取り入れて、念入りにスキンケアをしているのに乾燥してしまうのは、ずばり保湿のしすぎが原因です。

先ほどのお話の通り肌はとても賢いので、手厚いスキンケアを受け続けると乾燥の危険がないと判断し、「バリア機能」をサボるようになるんです。角質層は薄くなり、皮脂も少なく。スキンケア成分で一時的に潤ったとしても、「バリア機能」が弱っているので時間が経つと乾燥し、肌荒れもしやすくなります。

肌のためにと頑張っているスキンケアが裏目に出てしまうなんて悲しいことですよね。でも子育てや部下の指導などでも、あれこれやってあげるよりも本人の力を信じてある程度任せてみた方がうまくいくことが多いように、スキンケアに頼りすぎず肌自身の潤う力を信じてあげることが大切です。

シンプルなスキンケアで「バリア機能」を整えましょう!

肌が本当に必要としているのは、過剰な保湿よりも適度な保湿。重ねすぎるスキンケアよりも、肌の力を引き出すようなシンプルなスキンケアです。スキンケアの役割は、あくまでも肌が本来持っている「バリア機能」が低下したときに少しお手伝いをする程度に。肌の生まれ変わりであるターンオーバーが整い、「バリア機能」が正常に働きだしたら、乾燥や肌荒れも気になりにくくなりますよ。

「バリア機能」を守る、おすすめのスキンケア方法

保湿の仕方だけでなく、クレンジングから日焼け対策まで、「バリア機能」を守るためには気を付けることがいっぱい。最後に、おすすめのスキンケア方法をご紹介します。

クレンジングは手早く

マッサージなどはなるべく行わずに手早く落とすことで、角質層への刺激を減らします。しっかりメイクの日と薄いメイクの日でクレンジング剤を分けるのもおすすめです。

泡で洗ってしっかりすすぐ

摩擦による刺激や黒ずみのリスクを減らすために、しっかり泡立てた弾力のある泡で、肌をこすらないように洗顔します。しっかりすすいで、泡が残らないようにしましょう。

定期的に角質ケアをする

ターンオーバーが乱れると、普通なら自然と剥がれ落ちるはずの古い角質が肌の表面に残ってしまいます。角質ケアを定期的に取り入れることで、くすみや黒ずみが目立たない明るい肌になり、化粧ノリもよくなりますよ。またスキンケア成分が角質層に浸透しやすくなるのもメリットです。角質ケアは肌を傷つけにくいものを選び、ゴシゴシこすらないようにしましょう。

「セラミド」入りの保湿アイテムを選ぶ

低刺激で保湿力が高く、肌本来の「バリア機能」を助けるスキンケアを選ぶことが大切です。「バリア機能」に欠かせない細胞間脂質の主成分「セラミド(ヒト型セラミド)」を含んだものをおすすめします。

日焼け止めを毎日塗る

曇っている日も、寒い季節も、紫外線はお肌に降りそそいでいます。SPF30以下の低刺激の日焼け止めを日常的に塗ることで、紫外線による刺激を防ぎ、「肌のバリア機能」を守ります。

いかがでしたか?
今のスキンケアと違っているところがあれば、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。