サンバーンとサンタン、日焼け後のアフターケアの違い

スキンケア

「うっかり日焼けしちゃった!」そんなときはしっかりとアフターケアをすることで、肌へのダメージを抑えることができます。

日焼けの症状はおもに「サンバーン(Sunburn)」と「サンタン(Suntan)」の2種類。それぞれの症状の違いと、アフターケアの方法をご紹介します。

日焼けの症状には、2種類ある

あなたの肌は、日焼けするとどうなりますか?

日本人の肌の場合、目に見える変化としてはまず肌が赤くなり、その後黒くなることが多いといわれています。でも肌質や日焼けの仕方によっては、肌が赤くなるだけで終わったり、赤くならずに黒くなるだけだったりとさまざま。

赤くなる日焼けは「サンバーン」、黒くなる日焼けは「サンタン」と呼ばれ、どちらも「レジャー紫外線」といわれる紫外線B波(UVB)がおもな原因です

サンバーン

「サンバーン」は紫外線を浴びた数時間後から肌が赤くなり、ヒリヒリとした痛みをともなう日焼けです。これは肌の細胞内で遺伝子が傷ついたり、炎症が起きたりしている状態。簡単にいうと紫外線による肌のやけどともいえます。

軽い「サンバーン」なら2~3日で治まりますが、以下のようなひどい症状の場合は皮膚科を受診するようにしましょう。

【受診の目安】
・水ぶくれができたりただれたりしている
・高熱や頭痛、吐き気などの全身症状がある
・日焼け後1週間以上経っても改善しない

サンタン

「サンタン」は、「サンバーン」の炎症反応の結果として起こるメラニンの増加、色素沈着です。日焼けをしてから3日目以降、「サンバーン」の赤みが消えたころに、肌が黒褐色に変化します。

「日焼けしたくない」と思っている方にとって気になるのは「サンタン」かと思いますが、実際に肌へのダメージが深刻なのは「サンバーン」の方日焼けすると肌が黒褐色になりやすいという方よりも、肌が赤くなりやすいという方のほうが、紫外線に過敏だということも覚えておいてくださいね。

赤くなる「サンバーン」のアフターケア

「サンバーン」は紫外線によるやけどなので「冷やす→保湿」が基本です。

まずは冷やす

「サンバーン」の症状が見られたら、熱を取るためにできるだけ早く、ヒリヒリ感がなくなるまで冷やしましょう。冷水で流す、濡れタオルを巻く、氷や保冷パックを当てるなどの方法が効果的です。氷や保冷パックを使う場合は、やりすぎると凍傷になるので十分注意してくださいね。

 その後も赤みや痛みが引くまで入浴は控え、ぬるめのシャワーだけにしましょう。痛みが治まった後も、しばらくはぬるめの温度で短時間の入浴にした方が良さそうです。

しっかり保湿する

「サンバーン」を引き起こした肌は、乾燥や外的刺激から肌を守る「バリア機能」が低下し、肌の生まれ変わりのサイクルである「ターンオーバー」も乱れがち。冷やした後はしっかり保湿して、「バリア機能」や「ターンオーバー」を正常に戻してあげる必要があります。

日焼け後に使うスキンケア化粧品は、肌への負担が少ない低刺激で高保湿のアイテムを選びましょう。化粧水だけだとすぐに蒸発してしまい、肌は余計に乾燥してしまいます。化粧水で水分をたっぷり与えた後は、クリームなどの油分で蓋をするようにしましょう。水分も油分も含んだオールインワンゲルもおすすめです。

また夏は特に爽快感のあるものでケアをしたくなりますが、「サンバーン」を引き起こした肌や敏感肌の方には、絶対にNG爽快感のあるスキンケアはアルコールが入っているものが多いので、大きな刺激となってしまいます

黒くなる「サンタン」のアフターケア

シミやそばかすの原因となるメラニンが大量に生成される「サンタン」に対抗するためには、ビタミンCを含むスキンケア化粧品や食品を取り入れましょう。

ビタミンCを含むスキンケア

メラニンが生成されるのは、日焼け後約72時間(3日後)だといわれています。その間にメラニンの生成を抑えるビタミンCを含んだ美容液などを取り入れることで、「サンタン」の程度を和らげることができます。

ビタミンやミネラルを積極的に摂る

ビタミンCをはじめ、ビタミン類をたくさん摂ると、新陳代謝を促してくれるので「ターンオーバー」が整いやすくなります。

●ビタミンC
果物、ブロッコリーなど
メラニンの生成を抑制し、シミ・そばかすを防ぎます。

●ビタミンA
レバー、緑黄色野菜など
ハリやうるおいを保ち、紫外線による肌の老化を予防します。

●ビタミンE
ナッツ、アボカドなど

抗酸化作用が高く、血流を促して老廃物を排出します。また日焼け後は体内のミネラルが不足しがちなので、天然水やミネラルウォーターなどでミネラルを補給することもおすすめです。

日焼け止めによる予防が一番

アフターケアをどれだけ頑張っても、日焼けをゼロにすることはできません。「日焼けしないこと」が最大の日焼け対策です。日焼け止めの正しい選び方や使い方を徹底して、日焼けをできるだけ防ぎましょう。

参考記事:肌への負担を減らす、上手な日焼け止めの選び方

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